セミがうるさい

最近、セミがうるさい。

 

朝からワンワン鳴いてるし、昼もグワングワン鳴いてるし、夜もギャンギャン鳴いている。

 

何があったのかは知らないが、そこまでする必要はないのではなかろうか。

 

どうやらセミが鳴くのは、オスがメスに自分の居場所を知らせる求愛行動、ということらしいが、それにしてはあまりに騒々しい。

 

外を歩けば木のある所ではもちろん、周りに木や草などがないところからも、あの大合唱が聞こえてくる。

 

さらには、室内にいても壁や窓を突き破って必死の音色を我々に届けてくれる。まさか、我々がセミの恋愛対象に入っているはずもなかろうに。

 

それにしても、やはりあそこまでの音量は必要ないのではないだろうか。どう頑張ってもある一定以上の距離には届かないだろうし、もし届いたとしても、メスもわざわざそんな遠くからはやってこないだろう。

 

ならば、近くに届くぐらいの音量でいいはずだ。

 

いや、違う。セミは別に遠くに届けたくてあんなに頑張ってるのではない。ライバルたちよりも自分は大きな音を出せるぞ!とメスにアピールするために頑張っている、そうに違いない。

 

こうなってくると、音量とは別の方向性で頑張ってもらう他ない。音量とは別の、何かメスを惹きつけられるものが必要だ。

 

なら、福山雅治風に鳴いてみる、というのはどうだろうか。他のセミはあいも変わらずミンミン鳴いている中、一匹だけ、あ〜んちゃんあ〜んちゃんと鳴いていたらどうだろうか。

 

世のセミのメスたちはきっとメロメロになるに違いない。大した音量でなくても、その声を一度聞こうと遠くから駆けつけてくるメスもいるかもしれない。

 

オスたちは何クソとよりいっそう大きな音を出すかもしれないが、あんちゃんには敵わない。いずれはワンワンギャンギャン鳴くことをやめ、福山雅治のマネをすることだろう。

 

そして、いずれはこの世のセミはみな、あの福山雅治の名曲「桜坂」を熱唱するようになる…

 

 

 

 

 

なんてね。