バレンタインにやらかした唯一の後悔

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前回に引き続き、今回もバレンタインのお話。現在の自分によって都合よく改変された(とはいえ実際にあった)、小学生の頃のバレンタインの思い出です。

 

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それは、小学6年生の時のこと。いつも通り学校に着いた僕は、ある同級生の女の子に「こっちに来て!」と呼ばれました。

 

そこには、3人の女の子がいました。仮にAさん、Bさん、Cさんの3人だとしましょう。Aさんは、活発な女の子でクラスでも人気者。Bさんは、おっとりした女の子で癒しのような存在。Cさんは、ぽっちゃりした女の子で同級生にからかわれやすい子。

 

僕は、そんな彼女たちと仲が良かったのもあり、何も考えずに近づいていきました。すると、Cさんが「ハイ、これあげる!」と言って、小さな袋をくれました。

 

それは、バレンタインデーのチョコレート。小学生だということを考えても、とびきり嬉しいものに違いないはずだけれど、小学生の自分はあまり喜びませんでした。それは、僕だけがもらったわけでもなく(その女の子たちと仲のいい他の男子ももらっていた)、そもそもバレンタインのチョコの価値を分かっていなかったからでした。

 

それでも、チョコをもらえたという事実は嬉しくて、先生に見つかる前にカバンに隠し、家に帰って食べるのを楽しみにしていました。

 

その帰り道、僕は友達の男子に、今日うちで遊ぼうぜと誘われました。それは、新しいゲームを買ったから一緒に遊ばないかという話で、僕は二つ返事でオーケーと言い、帰ったらすぐに向かうよと伝えました。

 

その言葉通り、僕は家に帰るとすぐにカバンを家に置き、友達の家に向かいました。そして、遊び疲れて帰ってきた僕は、もらったチョコレートのことをすっかり忘れてしまっていました。

 

翌朝、学校に行く準備をしている時に、カバンの中にそのチョコレートが残っていることに気づきました。どうしようか迷ったけれど、もう時間もないし、今日学校から帰ってきたら食べることにしました。

 

その日の学校は、いつもと変わらぬ調子で進んでいきました。僕自身も、いつもと同じ気持ちで授業を受けていました。ある瞬間が来るまでは。

 

それは、昼休みのこと。教室の真ん中に置かれたストーブで一人暖を取っていたところ、ある女の子が近づいてきました。それは、昨日チョコレートをくれた女の子のうちの一人、Aさんでした。そして、そのAさんは僕にこう聞いてきました。

 

 

 

昨日のチョコレート、美味しかった?

 

 

そう聞かれた僕は、すぐにこう答えました。

 

 

 

 

 

 

まだ食べてないよ。

 

 

 

この僕の返事を聞いた彼女は、少し落ち込んだ表情をしました。それは、鈍感な僕にも分かるくらいだったので、すかさず「今日帰ったらすぐ食べるよ!」と言いました。しかし、彼女は少し微笑んだものの、その表情は晴れませんでした。

 

次の日、ちゃんとチョコレートを食べたこと、とても美味しかったことを彼女に伝えました。彼女は「ありがとう」と言ってくれたけれど、やはり心の底から嬉しそうには見えませんでした。

 

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僕の小学生の頃のバレンタインの思い出は、こんな感じです。嘘でも食べたよと言っていれば、嘘でも美味しかったよと言っていれば、という思いは尽きません。

 

もちろん、ちゃんと食べるのが一番なんですけど、当時の僕には分からなかった。それよりも、友達と遊ぶ方を優先してしまう気持ち。そして、大事なことを後回しにしてしまう気持ち。

 

よく、過去に戻れるとするならいつに戻りたいですか?といった質問がありますが、僕はこの瞬間がトップ3に入りますね。もちろん、あの時「美味しかったよ」と伝えていたら僕の将来が変わっていたのか?と言われれば、それはおそらくノーなんですけど、でもやっぱり気になって仕方ないんですよね…。

 

 

というわけで、今回はこの辺で終わりにします。 ハッピーバレンタイン!!

 

今週のお題「わたしとバレンタインデー」